プロフィール

 

教員基礎情報
氏名 小野 くに子(オノ クニコ) 所属 発達栄養学科
ローマ字 専攻


学歴
入学卒業学校名学部・学科学位
 2002年03月佛教大学文学部教育学部 
1980年04月1984年03月山口県立大学家政学部食物栄養学科管理栄養士専攻学士(家政学)
2006年04月2008年03月大阪教育大学大学院修士課程健康科学専攻修士(学術)
2018年04月2023年09月兵庫県立大学院博士課程後期環境人間学研究科博士(環境人間学)
職歴(相愛大学以外)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
1984年04月1991年03月大阪市立北天満小学校 学校栄養職員 
1991年04月1999年03月大阪市立鶴浜小学校 学校栄養職員 
1999年04月2007年03月大阪立南大江小学校 学校栄養職員 
2007年04月2009年03月大阪市立西九条小学校 学校栄養職員 
2009年04月2016年03月大阪市立西九条小学校 栄養教諭 
2016年04月2017年03月大阪市立西九条小学校 指導栄養教諭 
2017年04月2018年03月大阪市立野田小学校 指導栄養教諭 
2017年04月2018年03月大阪市教育センター教育振興担当指導栄養教諭 
所属学会
日本栄養・食糧学会 / 日本栄養改善学会 / 日本食育学会 / 日本食生活学会
受賞歴
受賞年月事項受賞者
1995年11月大阪市長・大阪市教育委員会委員長(優れた教育論文 表彰) 
2010年11月大阪府公立小・中学校教育研究会(教育研究論文 優良賞) 
2010年11月太田いそ研究奨励賞 
2011年11月大阪府知事表彰 
授業科目等(現年度を含む過去3ヶ年)
年度学期授業名
2021前期栄養教育論A
2021前期ベーシックセミナー
2021前期管理栄養士演習C
2021通年卒業研究
2021前期栄養教育実習
2021通年管理栄養士演習D
2021後期栄養教育論実習A
2021後期食と健康
2021後期教職実践演習(栄養教諭)
2021後期栄養教育演習
2022前期学校栄養教育論A
2022前期栄養教育論A
2022前期管理栄養士演習C
2022通年卒業研究
2022前期栄養教育実習
2022前期ベーシックセミナー
2022通年臨地実習D(給食の運営を含む)
2022通年管理栄養士演習D
2022後期栄養教育論実習A
2022後期食と健康
2022後期学校栄養教育論B
2022後期教職実践演習(栄養教諭)

教員研究業績
研究分野: 栄養教育
研究キーワード: 栄養教育
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例
開始年月終了年月表題概要
1984年04月2018年03月食に関する指導年間計画に従って、各学級を訪問し、学級活動1単位時間で指導。また、教科と連携して教科の学習の中で指導。
1991年05月現在に至る「バランスのとれた食事をかんがえよう」 1・2年生で学習して三色栄養食品について思い出し、栄養のバランスをとるためには三色栄養食品をそろえて食べることが大切であることを確認する。次に「栄養のバランスのとれた食事をとると・・」というテーマで連想できることをワークシートに記入して、発表し、「栄養のバランスのとれた食事」が健康と深い関わりをもつことが理解できるようにする。
1993年06月現在に至る歯の健康「よんかんでたべよう」日頃の食事の様子やかむことへの意識に関するアンケートの結果を発表し、日頃の生活を十分に振りかえるようにする。その上で、よくかむことの効用について発表し合い、かむことが健康と深い関わりを持つことへの気づきを深める。次にいつもよくたべているおやつのかむ回数調べをして、食品のかみごたえについても関心をもつことができるようにする。
1993年06月現在に至る歯の健康「じょうぶな歯をつくろう」 歯の健康と食が深い関わりをもつことが理解できるようにする。健康な歯の成長に役立つ食材を知り、最後に、本時の学習をまとめ、発表し合って実践への意欲を高めることができるようにする。
1999年05月現在に至る朝食「朝食のひみつ」日頃の朝の様子や朝食の摂取状況を振り返ることができるようにする。次に「朝食をとると・・」というテーマで連想できることをワークシートに記入して、発表し、「朝食」が健康と深い関わりをもつことが理解できるようにする。また、実際に朝食の献立づくりをし、献立の内容を検討していく中で、実践力を養うことができるようにする。最後に、本時の学習をまとめ、発表し合って実践への意欲を高めることができるようにする。
1999年06月現在に至るカルシウム「カルシウムのひみつ」 よく食べている食べ物チェックを行い、日頃の食事でカルシウムを多く含む食品を摂取しているかを振り返えることができるようにする。次に、カルシウムの働きについて考えることができるようにする。また、カルシウムの吸収をよくしたり、阻害したりするものもあることに気付くことができるようにする。更に、1日に摂取したい目安量を示し、カルシウムを多く含む食品やその食品のカルシウムの量についても知ることができるように支援したい。次に問題点に気づくことができるように支援したい。最後に、本時の学習をまとめるとともに、実際の日常生活の中での改善点や注意点も確認して実践力を高めることができるようにする。
1999年06月現在に至る塩「塩のひみつ」塩分をとりすぎたときの体の様子、健康への影響を日頃の生活の中で習得した塩分に関する情報や家庭生活での実践などから発表することができるようにする。更に、「塩分をとりすぎないようにするため」の日常生活での具体的な工夫を考え、発表することで、問題点や改善点に気づくことができるように支援する。その際には、毎日の食事でよく口にする調味料や食品、加工食品、外食メニューの「塩分あてクイズ」も行い、1日の塩分摂取の目標量に到達すためには、様々な注意や工夫が大切であることを理解できるようにする。
実務の経験を有する者についての特記事項
開始年月終了年月表題概要
1985年06月現在に至る栄養士実習指導学校栄職員の職務に関して、次のような内容で実施した。①学校給食の意義、学校給食法、学校給食の歴史、大阪市の学校給食の概要についての学習 ②給食室で行う衛生管理、物資の管理を含む給食管理実習 ③献立を作成する栄養管理実習 ④児童と共に給食をとり、実態把握に努める学級訪問 ⑤給食時間及び学級活動の時間に実施する栄養教育実習(児童の健康の課題をもとにアンケートを実施した。児童の実態に合わせて指導案を作成、指導教材を作成して準備、実践後に指導法について評価) 大阪市立大学、大阪市環境科学研究所、成蹊女子短期大学、大手前専門学校学生         計80名
2010年06月現在に至る栄養教諭実習指導栄養教務の職務に関して、次のような内容で実施した。①栄養教諭の服務等について ②児童への個別的な相談、指導の実習 ③学級活動及び給食の時間における指導、教科等における担任と連携した指導、給食放送指導、配膳指導、後片付け指導、児童集会、委員会活動、クラブ活動における指導、指導計画、指導案の立案作成、教材研究等 ④校内における研究授業の企画立案、校内研修、家庭・地域との連携・調整 大手前専門学校、相愛大学学生      計2名
職務上の実績に関する事項
免許・資格
日付免許・資格概要
1984年6月1日管理栄養士免許取得(No.25012) 
2002年3月1日小学校1種教員免許(平13小1め第10004号) 
2006年1月1日学校司書教諭免許 
2006年3月1日栄養教諭1種免許(平18栄1第22号) 
実務の経験を有する者についての特記事項
日付特記事項概要
1991年10月1日大阪市学校栄養職員研究会第2回栄養指導授業研究会で4年生の栄養教育の主題としている「栄養バランスのとれた食事」についての授業実践を行った。全市の栄養職員が集まり、指導案、指導教材、板書内容について研究討議し、栄養職員による45分授業の授業実践を研究した。(平成3年度  研究収録)  
1999年10月10日第5学年 保健学習「健康について」 文部科学省指定校「体力づくり」全国発表会の公開授業を第5学年の担任と共に実施した。事前に日頃の生活に関するアンケートを取っておき、授業後半部分でアンケートをもとに自分の生活を振り返らせた。自分の問題点、生活の中に潜む課題に気づくことができた。動脈硬化を起こした血管の写真を見せることで、疾病を現実として受け止め、課題解決への意欲も高まった。(平成11年体力づくり研究集録p.54-56) 
2005年7月1日第3学年 学級活動「よくかんで たべよう」 文部科学省の調査官らが「歯と口の健康」最優秀校審査のため大阪市立南大江小学校に来校した。その際、公開授業として第3学年担任と共に授業を実施した。かむことの効用について、言葉マップを用いて気づかせた。「よい歯でよく噛みじょうぶな体」という標語に隠された意味に気づかせた。 
2009年10月20日第3学年 保健学習「健康な生活について」 大阪市栄養教職員研究会、指導研究部会員授業研究を第3学年の担任、養護教諭と共に実施した。「健康な体をつくるためには・・」から考えられることを児童に発表させた。養護教諭は、手洗いの重要性を学級担任は、睡眠の必要性を栄養教諭はバランスのよい食事の大切さの説明を示し、児童の生活での実践につながるように工夫した。 
2011年10月9日第4学年 学級活動「朝食について考えよう」 大阪市教員・指導力を高める研修(学級活動)の公開授業として行った。今まで学習してきた三色栄養食品について思い出し、栄養のバランスをとるためには三色栄養食品をそろえて食べることが大切であることを確認した。食生活学習教材のメニューに使われている食材を考えながら三色栄養食品群に分類した後、その分類をもとに、栄養のバランスのとれた一食の給食メニューを考え、自己目標を発表し合った。(平成23年  年度大阪市小学校教育研究会学級活動部p.51-60) 
2012年2月17日第3学年 学級活動「よくかんでたべよう」 大阪市教育研究会学級活動部中間発表会で、第3学年の担任と共に実施した。事前にチューインガム法で測定した咀嚼能力やアンケート結果をもとにかむ力と食生活との関連を示し後、調べ学習で見つけた「かむことの効用」を発表しあった。 
2012年10月31日第1学年 国語「サラダでげんき」  此花区国語主任会の研究授業を1年生の学級担任と共に行った。学習の中で「サラダでげんき」の物語に登場する食べ物を実際に触って、匂いを嗅ぐなどふれ合う機会を設けた。大型紙芝居を用いて、食べ物が作られていく過程を示し、物語への興味・関心に留まらず、文章の読み取りもより深まった。 
2014年11月1日第2学年 学級活動「朝食について考えよう」 校内公開授業研修として2年生の学級担任とともに実施した。生涯にわたる心身の基礎を形成する重要な時期にある児童に、朝食の働きを理解させ、習慣化に導くとともに、「やさしく げんき えがおいっぱい」の学級目標を達成することをねらいとした。朝食のメニューカードを使って、実際の朝食の献立づくりをした後、電子黒板を使って発表しあい、朝食の内容についても考えることができるように支援した。(平成26年度西九条の教育p.47- 52) 
2015年1月10日第2学年 国語「おばあちゃんに聞いたよ 七草がゆ」 校内公開授業研修として行った。春の七草の暗唱はできても、実際の七草にはなじみがなく、知識も乏しい。七草の写真を見て、七草の名前をあてるクイズや実際の七草がゆを見たり、七草がゆの由来を考えたりする場面を設けた。正月の行事、おせち料理や七草がゆといった日本の伝統的な文化をプレゼンテーションを使って説明を加え、思考が深まるように働きかけた。(平成27年度西九条の教育p.57-58) 
2016年11月1日第5学年 国語「和の文化に親しむ」 校内公開授業研修として行った。「文化」は「受け継ぐ」主体の強い願いや思いが支えになっている。和菓子の歴史はプレゼンテーションを使って、「唐菓子」には中国の医食同源の考えが息づいていたことや「点心」は、持ち運びが便利であること、「南蛮菓子」「洋菓子」は、異文化を自国の文化と融合させ、発展させていったことに気付かせた健康への願い、豊かな生活への願いの中で和菓子が成熟したことを感じ、思考が深まるように働きかけた。(平成28年度西九条の教育p.72-73) 
2017年11月1日第6学年 学級活動「かむことについて考えよう」 1学期にチューインガム法を用いて測定した咀嚼力の結果をもとに、学校全体の傾向を知ると共に自分の噛む力について意識できるようにした。本時では自分達が得た「噛む」ことについての知識を全校にも広めるにはどうすればよいか考え、低学年にもわかりやすく、継続してできる方法をいくつかにしぼって実践しく方法を具体的に話し合った。(大阪市教育センターwaku×2.com-bee実践資料) 
研究業績に関する事項
論文・解説等
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
じょうぶな歯をつくろう ―歯の健康を目指した栄養指導― 単著1995年03月大阪市教育センター所報クリエイト別冊平成7年度教職員研究論文集   大阪市の学校歯科医会の研究委嘱を受け、「歯の大切さを知り、すすんで歯の健康管理に努める子どもを育てる」の主題のもと、研究実践を通して「歯の健康づくり」を追求することとなった。歯の保健指導は、自分の歯や口の健康状態の理解とともに、歯の衛生や歯や口の健康状態に適した食生活の指導が重要となる。栄養職員の専門性を生かし、食生活の面からの働きかけ、実践をまとめた。
小学生の歯の健康状態と食生活体力との関連性単著2008年02月大阪教育大学紀要 第Ⅱ部門 社会科学 生活科学 第56巻,第2号   近年、家庭での歯の健康管理への意識も高く、児童の齲歯罹患率は、減少傾向にある。しかし、一方で食の多様化、食品加工・調理技術の発達によって、食事の咀嚼回数が減少し、咀嚼能率の退化を招いている。そこで、児童の歯の健康状態と生活習慣との関係を把握し、適切で効果的な指導を模索することを目的として本研究を行った。
小学生の肥満状態と食生活・体力との関連性単著2008年09月阪教育大学紀要 第Ⅱ部門 社会科学 生活科学 第57巻,第1号   本研究では小学生を対象とし、歯の健康状態、食・生活習慣の質問紙調査結果及び体力測定値と肥満との関連性について分析し、現状と問題点と把握することを目的とした。 朝食における調査では、肥満・肥満気味群で子どもだけで朝食を摂取する者が有意に多く、さらに就寝時刻において、低・高学年に肥満・肥満気味群が他の群より有意に遅かった。
小学生の咀嚼力と食習慣および体力測定値との関連 (査読付き論文) 共著2017年04月日本食育学会、第11巻、第2号    超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸、生活の質(QOL)の向上を図ることが求められている今、よく噛んで食べる咀嚼の習慣が全身の健康へ与える意義についても注目されている。児童の咀嚼習慣の向上を目指す食に関する指導に向けた基礎資料を得ることを目的とし、咀嚼に関連する食習慣の質問紙調査を実施し、チューインガム法を用いて咀嚼力を測定した。その結果から、咀嚼力と食習慣、および小学校では毎年実施している体力測定の結果との関連性について検討した。
弁当づくりを題材とした主食・主菜・副菜の学習にみる小学6年生の実態(査読付き論文) 共著2017年07月日本食育学会、第11巻、第3号   本研究では、主食・主菜・副菜の学習をするために題材として弁当作りを取り上げた。「お弁当について考えよう」の授業を大阪市内の小学校4校の6年生を対象に実践した。授業で児童が作成した弁当の設計図やワークシートへの記述内容から、弁当という形態ではあるが児童の好みや食事作りに対する実態を調べた。さらに、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせることに対する児童の受け入れ状況を検討した。
親子調理方式を取り入れた小・中学校の給食の食べ残しと生活要因との関連共著2019年10月日本食育学会誌 第13巻、第4号小野くに子,坂本 薫,内田勇人283-296大阪市内のN小学校の3~6年生の児童418名(男子218名、女子200名)と 大阪市内のS中学校の全生徒567名(男子281名、女子286名)を対象として、2017年12月の給食(ごはん、牛乳、鶏肉の甘辛焼き、みそ汁、だいこんの煮もの)の喫食状況、生活習慣、家庭での食事中の注意や幼児期の給食経験についての自記式質問紙調査を実施した。小・中学校の給食の食べ残しの状況とそれに影響を与える要因について生活習慣や家庭での食事中の注意、幼児期の給食経験から分析・検討した。
中学校給食の牛乳の飲み残しと生活要因との関連共著2020年10月日本食育学会誌、第14巻、第4号小野くに子、坂本 薫、内田 勇人227-236 大阪市内のS中学校の全生徒567名(男子281名、女子286名)を対象として、2017年12月における特定の1日の給食(ごはん、牛乳、鶏肉の甘辛焼き、みそ汁、だいこんの煮もの)の喫食状況、生活習慣、家庭での食事中の注意や幼児期の給食経験および小学校での給食の喫食状況についての自記式質問紙調査を実施した。 「牛乳の飲み残し」は、給食のすべての料理の食べ残し、運動習慣、就寝時刻、小学校の給食の食べ残しとの関連性が示唆された。さらに、性別で異なる牛乳の飲み残しに影響する要因としては、男子は運動習慣、女子は給食全体の食べ残しや就寝時刻、家庭での食育との関連性が示唆された。「牛乳を味が嫌いで残した」群と「牛乳を味が嫌い以外で残した」群の比較では幼児期から給食等で乳類をとる経験が、牛乳の飲み残しの減少につながることが示唆された。
小・中学生における家庭での食事中の食教育と生活要因との関連共著2023年01月日本食育学会誌,17巻,1号小野くに子、坂本 薫、郡 俊之、内田勇人21-30小学生と受験勉強や塾通いの影響を大きく受けていると予想される中学3年生を除く中学生を対象として、家庭での食事中の注意と生活習慣、幼児期の給食経験との各関連より分析および検討をした。今回の調査結果から、家庭での食事中の食教育は、運動習慣、朝食習慣、幼児期の給食経験との関連性が示唆された。積極的なスポーツの活動習慣を有する児童・生徒は、家庭で食事中に様々な食教育を受けていることが推察された。
講演会
題目年月概要
食育セミナー2004年08月 「生きる力を育む栄養教諭のあり方-学校教育の中で専門性を生かすために-」をテーマにして東山書房主催、第6回食育セミナーで講演した。(健学社,月刊食育2004,Vol.4No.45,P.39-41)
全国栄養士協議会 泉北泉南地区総会 講師 2011年05月日頃の実践の様子や東北大震災以後の放射性物質に 対応しての給食試食会での講話内容を紹介した。(全国栄養士協議会, 泉北泉南地区総会資料)
その他
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
児童の間食の内容と歯の健康状態 2004年10月第51回日本栄養改善学会  飽食の時代を迎え、児童の間食の内容も多様化が進んでいる。また、少子化の影響もあり、家庭での歯の健康管理への意識も高く、齲歯の数も減少してきている。しかし、食事の軟食傾向が進み、咀嚼能力の退化が危ぶまれている。今回、日々の間食の内容を調査し、処置歯数や咀嚼能力との関連を検討したので報告した。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、奥田豊子
児童の歯の健康と朝食内容及び学習との関係共著2006年03月第4回近畿支部 日本栄養改善学会   少子化の影響により、家庭での歯の健康管理への意識も高く、幼児期からのフッ素塗布、シーラントなどむし歯予防にも積極的で、むし歯の数も減少してきている。しかし、一方で、依然としてむし歯の数が多い児童も存在している。今回、間食・朝食の摂取状況に加え、スポーツテスト・体力測定や学習・特に算数科への興味も調査し、処置歯数や咀嚼能力との関連を検討したので報告する。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、奥田豊子
児童の歯の健康状態と朝食習慣及び体力との関連性共著2006年12月第5回近畿支部 日本栄養改善学会   飽食の時代を迎え、児童の間食の内容も多様化が進んでいる。また、少子化の影響もあり、家庭での歯の健康管理への意識も高く、齲歯の数も減少してきている。しかし、食事の軟食傾向が進み、咀嚼能力の退化が危ぶまれている。今回、処置歯数や咀嚼能力と朝食調査や体力測定、学習への関心度調査との関連性を検討したので報告した。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、奥田豊子
小学生の肥満状態と食生活・体力との関連性共著2008年09月第55回日本栄養改善学会  間食の頻度や間食の種類や回数では、肥満度別の3群で差はみられなかったが、間食の時間を決めて摂っている者が、肥満・肥満気味群の低学年では有意に少なく、肥満傾向と不規則な食行動との関連性が示唆された。  朝食での調査は、肥満・肥満気味群で子どもだけの朝食が有意に多くなっていた。さらに就寝時刻において、低・高学年共に肥満・肥満気味群が他の群より有意に寝る時刻が遅かった。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、奥田豊子
小学生の肥満状態と食生活・体力の状況―男女間での比較―共著2009年03月第7回近畿支部 日本栄養改善学会   我が国は経済成長にともない、食糧消費の構造変化がもたらされ、過食、運動不足、夜型生活リズムなどの不健康な生活習慣が加わった。このような生活の変化は、小・中学生に肥満を増加させた。そこで、本研究では学童の肥満の状況と生活習慣・体力の状態と相互の関連性について分析し、現状と問題点を検討したので報告した。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、奥田豊子
児童の咀嚼力と食習慣との関連性共著2016年12月第15回近畿支部 日本栄養改善学会   学童期の早い時期からよく噛んで食べる習慣を身に付けることは、将来の健康を保持増進するためにも重要である。そこで、「よく噛んで食べる」ことに関する効果的な指導を行うための基礎資料を得ることを目的として、咀嚼力と食習慣との関連性を検討したので報告した。 本人担当部分:調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般 共同発表者:小野くに子、村井陽子
行動変容を目指した小学校における食に関する指導の実践報告単著2017年11月第16回近畿支部 日本栄養改善学会   生涯にわたって健康な生活を送るため、子どもたちが健全な食習慣を身に付けることは重要である。学習で得た食に関する知識を家庭などでも実践し、習慣化・日常化することをねらいとして働きかけを行ったので、実践報告した。 本人担当部分:実践・調査の計画、実施、集計、結果の解析、発表要旨のまとめ、準備全般
小・中学校の給食の食べ残しと生活習慣との関連共著2019年03月第17回日本改善学会近畿支部学術総会講演要旨集小野くに子,坂本 薫,内田勇人51学校給食から発生する食品ロス等の調査は児童生徒一人当たりの食べ残しは、年間17.2kgであることが環境省より報告されている。学校給食の喫食状況の改善は、子どもの健康の保持増進に加え、環境面からも取り組まなければならない課題である。小・中学生の給食の食べ残しの状況とそれに影響を与える要因について生活習慣や幼児期の給食経験、家庭での食生活への教育状況等から分析・検討したので報告した。
中学校給食の牛乳の飲み残しと生活要因との関連共著2020年03月第18回日本改善学会近畿支部学術総会講演要旨集小野くに子,坂本 薫,内田勇人 中学生の約50%が、学校給食を食べ残すことがあると答えており、食べ残しの問題を解決することは、栄養面・環境面からも重要な課題である。中学生(12歳~14歳)のカルシウムの推奨量は、男子1000mg(牛乳約5本分)、女子800mg(牛乳約4本分)であり、毎日の給食の牛乳の飲み残しは心身の健康へ及ぼす影響もあると考えられる。そこで、中学生の給食の牛乳の飲み残しや「牛乳の味が嫌い」を理由とする飲み残しと他の料理の食べ残しや生活習慣、家庭での食事中の注意、幼児期の給食経験及び小学校での給食の食べ残し状況の関連について分析・検討したので報告した。