プロフィール

 

教員基礎情報
氏名 金石 智津子(カネイシ チヅコ) 所属 発達栄養学科
ローマ字 kaneishi chizuko 専攻


学歴
入学卒業学校名学部・学科学位
2017年04月2020年03月大阪教育大学大学院教育学研究科健康科学専攻修士(学術)
職歴(相愛大学)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
2019年04月現在に至る相愛大学人間発達学部 発達栄養学科講師(特別任用)臨床栄養学 
職歴(相愛大学以外)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
1979年11月1980年09月国立大阪病院栄養管理室非常勤技官 
1980年09月1994年01月財団法人聖バルナバ病院調理部管理栄養士:主任 
1991年04月1993年05月聖バルナバ病院助産師学校 講師栄養学
2000年07月2019年03月社会医療法人景岳会南大阪病院栄養科科長 
2002年04月2004年03月南大阪病院准看護学校 講師栄養学
所属学会
日本病態栄養学会 / 日本静脈栄養学会 / 日本健康栄養システム学会 / 日本栄養士会
学協会活動
開始年月終了年月所属役職名
2014年05月2016年04月公益社団法人大阪府栄養士会理事
2016年04月2017年03月住之江区栄養士協議会会長
2016年05月2019年04月公益社団法人大阪府栄養士会病院部会 強化委員
受賞歴
受賞年月事項受賞者
2014年11月大阪府知事表彰(栄養指導功労賞) 金石智津子
2018年07月厚生労働大臣表彰(栄養指導功労賞)金石智津子
授業科目等(現年度を含む過去3ヶ年)
年度学期授業名
2021前期ベーシックセミナー
2021前期臨床栄養学A
2021前期管理栄養士演習B
2021通年卒業研究
2021前期食育総論
2021前期臨床栄養学実習A
2021通年臨地実習A
2021通年インタ-ンシップ実習
2021通年管理栄養士演習D
2021後期臨床栄養学実習B
2021後期管理栄養総合演習 (1)
2021後期食と健康
2022前期臨床栄養学実習A
2022前期管理栄養士演習B
2022通年卒業研究
2022前期ベーシックセミナー
2022前期臨床栄養学A
2022前期食育総論
2022通年臨地実習A
2022通年インタ-ンシップ実習
2022通年管理栄養士演習D
2022後期臨床栄養学実習B
2022後期管理栄養総合演習 (1)
2022後期食と健康

教員研究業績
研究分野: 臨床栄養 / 低栄養 / チーム医療
研究キーワード: 金石智津子 / 臨床栄養/NST/がん/糖尿病/透析
教育上の能力に関する事項
教育方法の実践例
開始年月終了年月表題概要
2007年02月2012年02月NSTセミナーNST(栄養サポートチーム)による栄養療法の啓蒙を目的に、年に一度グループ対抗で症例カンファレンスを行い正答率を競い、優秀チームを表彰した。グループは多職種混合になるように設定し、病棟や職種を越えて顔の見える関係を作り、栄養療法をロールプレイした。 毎年70人以の参加となり、楽しい企画となるよう工夫した。 この研修の継続により、職員のNSTへの理解を深めることが出来た。
2014年07月現在に至る嚥下障害患者の水分提供に関する取り組み嚥下障害患者の水分提供に関して、対象者の嚥下機能に応じて、3段階の濃度の水分を適切に提供するために、増粘剤の量、水分量を標準化した。日常業務として標準化された水分の提供が維持できるよう、軽量器具及び方法を統一した。さらに病棟の関連スタッフを対象に定期的に研修会を実施し、振り返りを行うことで手順の定着に繋げた。
実務の経験を有する者についての特記事項
開始年月終了年月表題概要
2009年01月2018年03月管理栄養士臨地実習生受け入れ、6校 大手前栄養製菓学院専門学校2009~2019年、千里金蘭大学2013~2019年、大阪青山大学2016~2019年、大阪市立大学2016~2019年、畿央大学2016~2017年、神戸女子大学2018年  管理栄養士臨地実習として、2~4名を1グループとして90時間の臨床栄養・病院給食の実習を行った。内容として食事療養Ⅰの実際と、入院時栄養管理、チーム医療(NST、褥瘡チーム、緩和ケアチーム、) 栄養指導(入院・外来)について指導した。栄養啓蒙媒体の作成や、糖尿病教室、集団教育見学などを実習プログラムに取り入れた。
2010年04月現在に至る日本経腸静脈栄養学会、NST実地修練生受け入れ日本静脈経腸栄養学会より「NST実地修練認定教育施設」の認定を受け、以後8年間で約100名を受け入れていた。各専門職によるNST実地修練プログラムを作成し、10回40時間の実習後に実習生が作成した症例報告をNST委員会で発表している。
2016年10月2016年12月日本健康栄養システム学会:臨床栄養師臨地実習 1名日本健康栄養システム学会の教育施設認定を受け、臨床栄養師臨地実習生を1名受けた。 倫理とチーム活動、栄養ケア・マネジメントと情報管理、科学的論拠に基づいた栄養ケア・マネジメント活動、栄養教育(生活習慣病、低栄養状態、集団栄養教育)について指導した。
職務上の実績に関する事項
免許・資格
日付免許・資格概要
1979年3月1日栄養士免許大阪府 第21949号
1982年12月1日管理栄養士免許第21958号
2013年5月1日臨床栄養師日本健康・栄養システム学会 第2013004号
2016年3月1日糖尿病療養指導士日本糖尿病療養指導士認定機構  第13192号
2016年4月1日病態栄養認定管理栄養士日本病態栄養学会  第15-138号
2017年4月1日がん専門管理栄養士日本病態栄養学会・日本栄養士会 第17-020号
研究業績に関する事項
著書
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
「栄養管理の充実をめざして ―「おいしい」から始まること―」単著2013年11月『日本栄養士会雑誌』Vol.56  No11 (2013) 18頁事例報告 新病院開設にあたり、クックチルシステムを導入し、オーバーナイトクッキングによって、高齢者でも食べられるビーフシチューを病院食として提供した。
「栄養管理の充実をめざして ―「おいしい」から始まること―」単著2013年11月『日本栄養士会雑誌』Vol.56  No11 (2013) 18頁事例報告 新病院開設にあたり、クックチルシステムを導入した。オーバーナイトクッキングによって、高齢者でも食べられるビーフシチューを病院食として提供し、喫食率向上につなげた。
南大阪病院 栄養サポートチーム 10周年記念誌共著2015年03月南大阪病院 栄養サポートチーム事務局福田隆、森彰之、鳥羽良和、上池裕美、松本裕一郎、井ノ上恭子、 金石智津子  2005年栄養サポートチーム立ち上げから、日本静脈経腸栄養学会の稼働認定、NST専門療法士実地修練教育施設の認定から、2015年までの10年の歩みについてまとめた。
南大阪病院 糖尿病患者会「かがやき会 10年のあゆみ」共著2016年03月南大阪病院 糖尿病患者会事務局鈴木恵美子、井ノ上恭子、金石智津子 2006年に糖尿病患者会が発足し、2015年に10年目を迎えるにあたり、年に4回発行している「かがやき会会報」を冊子にまとめ、10年間の活動のあゆみを振り返った。
論文・解説等
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
「長寿地区老人の食物線維量」共著1981年05月『国立医療学会誌』医療吉田途男 泉 寛治 中田良和 寺田 明 古澤通生 土山智津子 中野忠男 小野寺忠蔵 中村尚夫 (金石:旧姓土山) Vol. 35 (1981) No. 5 482-484頁三重県南島町における、長寿地区とそれに近接する村落の老人の食物繊維の摂取量をNeutral detergent fiberとペクチンの合計で調査し、分析した。両群で著しい差はみられなかったが、長寿地区では食物繊維摂取の多いほど中性脂肪が多いことが認められた。
「食物線維の糖尿病食への応用(第1報)」共著1981年10月『糖尿病』吉田途男 泉 寛治 中田良和 寺田 明 古澤通生 土山智津子 中野忠男 小野寺忠蔵 中村尚夫 (金石:旧姓土山) 24:373~378頁 糖尿病食事療法に、エネルギーコントロールのみではなく、食物繊維量の影響 を検討した。 糖尿病治療 のための食品交換表中の食品の食物線維量neutral detergcnt fibreをVan Soest法 で,ペクチンをペクチン酸 カル シウム法 で測定し,各 食 品の食物線維量を示す表を作成した。 線維量の増加,投与期間の延長などの検討を要するが,食品形体での食物線維投与の糖尿病治療への有用性が示唆 された。
「糖尿病患者に対する安静時代謝量測定を用いた必要エネルギー量の検討」共著2012年02月南大阪病院醫學雑誌第59巻藤吉恭子,金石智津子,鈴木恵美子,大仲一善,久米田靖郎第1(2012)91-96頁2型糖尿病患者を対象に、負担感なく継続できる食事療法を目指して、安静時代謝量を測定し、個別対応のテーラーメイドの食事療法を実施した。測定の無い糖尿病患者には、従来の糖尿病ガイドラインの指示量を設定し、2群間でHbA1cの改善効果を比較した。結果基礎代謝測定による糖尿病の食事療法は、テーラーメイド医療に有用であることが示唆された。
「糖尿病栄養指導実践者教育ガイドの普及とガイドライン化への検討」共著2013年10月『日本栄養士会雑誌』山本卓也 茂山翔太 木村章子 振角英子 糸川佳容子 常松 恵 森 光子 仁坂美穂 森本奈穂子 金石智津子 福井俊弘Vol. 56 No10 (2013) 30-36頁栄養指導エビデンス構築のために、一定レベルの栄養指導を保証できる栄養指導の方法として「糖尿病栄養指導実践者ガイド」考案し、施設で実施し評価した。結果、標準化された指導ガイドは糖尿病栄養指導に有用であった。
当院におけるNST臨床実地修練の成果と今後の課題共著2016年04月『南大阪病院医学雑誌』 井ノ上恭子 金石智津子 松本裕一郎 鳥羽良和 上池裕美 上太田清香 大出佑美 森 彰之 佐久間知子 福田 隆55-57頁NST臨床実地修練教育施設として、実習生受け入れに対して、多職種協働でシステム構築を行ったことで、各職種の業務負担の軽減が図れ た。実習中も各職種が分担して専門分野の講師を受け持つことで充実した講義か実施でき、受講者の満足感が得られた。また、担当者のモチベーション維持に繋がり、チーム医療の強みが発揮できた。
その他
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
「糖尿病教育入院 6ヵ月後のHbA1cと長期血糖コントロールの関連性について」 単著2014年01月第17回日本病態栄養学会 一般演題  糖尿病教育入院患者の退院後のコントロールを追跡し退院後6か月間のコントロールの良否が、36か月後のコントロールに関連することを明らかにした。
入院中糖尿病患者の治療食に対する意識と栄養指導の必要性共著2014年01月第17回日本病態栄養学会 一般演題藤吉恭子、金石智津子、鈴木恵美子、松本裕一郎、安田郁、森實友美、大関知子 糖尿病入院患者の食事療法についてアンケートを実施した結果、入院前に栄養指導を受けた患者は78%おり、その全員が食事療法について理解で来たと答えていた。しかし、入院中の治療食と自宅での食事には、主食量、おかず、味付けに相違があった。このことより、栄養指導の理解度の確認時、自宅での食事内容を確認し患者個々の生活習慣を配慮して実行可能な食事療法の指導に繋げる必要があると考えられた。
多職種連携によるNST活動の低栄養患者抽出の取り組み共著2014年02月第29回日本静脈経腸栄養学会   
入院中糖尿病患者の治療食に対する意識と栄養指導方法について共著2014年03月第18回大阪府栄養士会研究発表会   
「GFOについて」単著2014年03月第5回南大阪・紀北NST研究会  シンポジウム   GFO使用の適応と意義についてパネリストとして報告した。
外来継続栄養指導の効果と今後の課題 -栄養指導終了患者へのアンケート調査より-共著2014年03月第19回 大阪府栄養士会 研究発表会   
「多職種で守る患者のいのち  ~第1報 栄養委員会主催のトロミ粉の安全使用についての研修を実施して~」単著2014年07月第64回日本病院学会 ポスター発表  嚥下困難者に対してトロミ付けよる形状調整食の統一化し安全に提供するために、栄養委員会主催による多職種での勉強会を実施し成果を得たので報告した。
当院におけるNST対象患者抽出に対する取りくみ共著2014年10月第17回大阪府病院学会   
当院におけるNST介入患者の胃廔造設患者の現状と今後の課題共著2015年01月第19回日本病態栄養学会   
「アルコール・嗜好食品摂取患者に対する栄養指導の在り方についての検討」単著2015年10月アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会 シンポジウム  糖尿病患者の栄養指導において、アルコール・嗜好品の取り扱いについて検討しシンポジストとして報告した。
「患者によりそうNSTであるために」単著2015年12月大阪府特定給食講演会  南大阪病院におけるNSTの活動と取り組みについて事例報告として発表した
「当院におけるNST臨床実地修練の成果と今後の課題  ~臨床実地修練参加者と受け入れスタッフへの意識調査より~」単著2016年07月第8回日本静脈経腸栄養学会 近畿支部学術集会 一般演題   NST臨床実地修練受け入れは業務負担が大きいと考えられていることに対して、担当スタッフと実地修練参加者にアンケートを実施し、スタッフの負担感、学び、参加者の満足度の今後の課題について分析した。
「もう一度考えてみよう各職種のNST活動」管理栄養士の立場から 単著2016年09月健康食品管理士会近畿支部 第1回講演会 シンポジウム   NST活動について、シンポジストとして医師、検査技師、看護師、管理栄養士それぞれの立場から発表した。
高齢者を対象としたNST 介入条件の妥当性と今後の課題. 単著2017年01月    
高齢者を対象としたNST 介入条件の妥当性と今後の課題. 単著2017年01月第20回日本病態栄養学会   入院患者の平均年齢が70歳以上の地域中核病院のM病院では、NST介入基準を、血清アルブミン値を厚生労働省の推奨する3.0g/dlでは入院患者の50%以上が該当してしまうため、2.7g/dlとしている。血清アルブミン値3,0≦3.5g/dl群と2,7<3,0g/dl群を比較し、栄養状態に差がなかったことより、2.7g/dlをカットオフ値とすることの妥当性を明らかにした。
「高齢者におけるNSTアウトカムの予測因子の探索」共著2017年02月第32回日本静脈経腸栄耀学会 一般演題平松正和,加藤久美子,百木和,安井洋子,羽生大紀,大出佑美,金石智津子,森影之,福田隆 高齢者のNST介入におけるアウトカムの予測因子を分析した。輸液をしていない,%TEE65%以上,GNRI70以上の患者で成功率が高かった
「病院給食における患者満足度に関わる因子の検討」共著2018年03月第22回大阪府栄養士会研究発表会萱原璃緒,金石智津子,森實友美,枡田幸,大出佑美,松下晃久,中西由佳 病院給食を嗜好調査より患者満足度に関わる要因を分析した。パレート図よりおかずの満足度の低い患者に味付けが薄いと言う意見が多いことが分かった。
「血中アルブミン値を指標とした 診療科別栄養リスクの検討」単著2018年07月平成30年度 全国栄養士大会  ポスター発表   NSTにおける低栄養患者抽出と院内の栄養状態確認のために、入院患者のアルブミン値を毎月集計している。集計結果を分析し診療科との関係を分析
「栄養管理の現在・未来」 単著2019年02月第10回南大阪・紀北NST研究会:特別講演  病院で管理栄養士として勤めた34年間を振り返り、病院における管理栄養士の業務の変遷、栄養管理、栄養指導業務の進歩と今後の課題について報告した。
「在宅へ患者をおくる立場から」 単著2019年02月第50回日本臨床栄養協会近畿地方会  第50回日本臨床栄養協会近畿地方会において、「病院から在宅への課題」のパネルディスカッションにパネラーとして―管理栄養士の立場から―事例報告した。